低血糖で頻脈になるのはなぜ?
低血糖になると、体は血糖値をあげようとします。
すると「インスリン拮抗ホルモン」という、インスリンの作用とは反対の作用をもち、血糖値を上昇させるホルモンが分泌されます。
このインスリン拮抗ホルモンには、副腎髄質から分泌されるカテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)があります。
カテコールアミンは交感神経を刺激するので、頻脈となるのです。
低血糖の症状には、他にも発汗や動悸などがありますが、それらもカテコールアミンが分泌されることによる症状です。