臨床工学技士学生 あるある7選
- あるある①:授業中、授業プリントの残り枚数をこっそり確認
- あるある②:いちいち学科や職業の説明するのがめんどい
- あるある③:解剖生理学の勉強にまずぶち当たる
- あるある④:自分の進路に不安を感じる
- あるある⑤:自分が目指す職業がメディアに出ると嬉しい
- あるある⑥:テストの過去問などない
- あるある⑦:絶対現場で使わなさそうなことを勉強する
あるある①:授業中、授業プリントの残り枚数をこっそり確認
授業が始まって45分ほど経過すると、授業プリントの残りのページをパラ…パラ…とめくり、あとどのくらいで授業が終わるかを確認します。しかもさりげなーく。
授業がプリントのみという人も多いのではないでしょうか。授業の初めにその授業分のプリントが配られ、1部取り、プリントの厚みで「あ・・・」と察します。プリント1部につき2,3枚しかない日なんてパラダイスです。
周りの子を見てみると、皆さん結構確認していますよ。丸見えです。みんな気持ちは一緒なんだな(笑)
あるある②:いちいち学科や職業の説明するのがめんどい
ME学生はこんな会話で苦労するはず。
相手:「あおいちゃんどこの学部行ってるの?」
私:「保健学部です」
ここで、医学部看護学科所属の場合は医学科じゃないことをしっかり弁明。
相手:「へぇ~、じゃあ将来は看護師とか?」
私:「あ、いや看護師ではなくて臨床工学技士です・・・。」
相手:「へぇ~・・・。なんか凄そうだね(絶対分かってない)。検査技師とは違うの?」
私:(あ~でた。検査技師とか放射線技師とかと間違えられるやつ)
「そうですね~、なんか医療機器のプロなんで、機器点検とか操作とか、そういうことやってます(適当)。」
相手:「へぇ~!なんかかっこいいねぇ!」(カッコいいと言われがち)
みたいな。
検査技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士は、養成校が多くあるので名前くらいは知っている人が多いですが、臨床工学技士となると悲しいことに名前すら知られていません。
ちなみに私もこのやりとりは何十回とやりました。
医療現場で働いている人たちはね!医師と看護師だけじゃないんですよ皆さん!!!!!
あるある③:解剖生理学の勉強にまずぶち当たる
解剖生理学の授業は1年から早速始まるわけですが、解剖生理学の勉強方法が全く分からない。
高校の時のように問題集を買わされるわけではないので、最初は手元にある教科書や授業プリントで何とかします。「なんか解剖生理学の問題だけしか載ってない問題集とかないかなぁ」と書店を探し回りますが、あったとしても簡単すぎたり、教科書とセットになっている教材ばかり。
結局、赤シートで隠して必死になって覚えるというスタイルに落ち着いてしまいました。どなたかいい勉強法あったら教えてほしいです(笑)
あるある④:自分の進路に不安を感じる
医療系大学生は、一般的な総合大学とは違って進路が既に決まっているので、他の大学生より将来の就職先の幅が狭まってしまいます。
臨床工学技士養成校に入ったら臨床工学技士となります。稀に全く関係ない就職先に就く人もいますが、8割は医療機関に就職するので、1度その学部に入ると進路を制限されたも同然です。
入る前は意気揚々としていたのに、いざ入ると「本当にこの仕事選んで良かったのかな・・・。」と心配になった人も多いはず。なぜか他の職種が良く見えてきますよね。
特に「○○はこの先飽和状態となって就職できなくなる!」なんていう情報をネットで見たらかなり凹みます。ですが、こんなのどの職業でも言われています。ネットの意見なんて信じてはダメですよ!
あるある⑤:自分が目指す職業がメディアに出ると嬉しい
知名度の低いコメディカルですが、たまにメディアに出ることがあります。コメディカル学生は、自分がなる職業が少しでもメディアに取り上げられるだけでとても嬉しくなるのです。
その例が医療ドラマ。放射線技師はフジテレビの月9ドラマ「ラジエーションハウス 」で取り上げられました。かなり話題になり、放射線技師の知名度はグッと上がりました。ラジエーションハウスを見て「放射線技師になりたい!」と思う中高生も増えたとか。(MEもドラマやってー!)
さらに、コロナの影響でコメディカルの活躍をメディアが取り上げるようになりました。PCR検査は検査技師がやっていますし、最後の砦であるECMO(エクモ)は臨床工学技士が操作しています。
少しずつ医療の仕事を知ってくれる人が増えるといいですね。そうすればいちいち説明する手間も省けますしね・・・。
あるある⑥:テストの過去問などない
テスト勉強するときは「先輩から過去問をもらって勉強する」というのがあるあるですが、最近は過去問が入手しづらくなってきました。
教授も、学生が先輩から過去問をもらって勉強していることを知っているので、阻止しようと傾向を変えたり、テスト問題を回収したりと工夫し始めています。たまーにどうやって入手したのか、過去問の写真を持っている先輩は見ますが・・・。
でも、過去問がない代わりに、教授がテストに出るポイントを教えて下さったり、「こういう形式の問題を出す」と教えて下さったりします。
あるある⑦:絶対現場で使わなさそうなことを勉強する
皆さんも国家試験や民間試験の過去問を勉強していたら感じることだとは思いますが、、「こんなもん現場で使うのか・・・!?」ということがよく試験で問われます。
ポアソン比なんてホントに使うのでしょうか。コイルとか磁束とかでてくる電磁気学なんて誰が現場で使うのでしょうか。
あと、今はもう使っていないという機器のことまで覚えさせられますが、「じゃあ習わんでいいでしょうよ!!!」とツッコミを入れたくなります。
ME学生は「心磁図」とか「脳磁図」とか聞いたことあると思いますが、20年近く働いていた先生でさえも見たことがないといいます。
なぜそんなものが国家試験に出るのでしょうか・・・。
以上!!臨床工学技士学生あるあるでしたm(__)m