「学内実習」ってどんな雰囲気?
この記事を書く2週間ほど前から本格的に学内実習が始まり、先生からの圧に加え大量のレポートに追われている毎日を過ごしています。
まだ学内実習すら始まっていないME学生にとっては「実習=怖い」というイメージがある学生も多いのではないのでしょうか。
ここで「学内実習」とはなんなのかをお話しします。
ちなみに、私が実際に実習をやってみて「これだけは後輩に伝えたい!」ということを「学内実習が始まったME学生が後輩に伝えたいこと。」という記事で紹介しています。1,2年生の皆さんは必見です。
1.そもそも「学内実習」って?
「学内実習」とは、そのまんま、学校にある様々な医療機器を使用して行う実習のことです。
1コマ(90分)では到底実習は終わらないので、大体3コマ連続して行われることが多いです。
実習が始まる前にあらかじめ「実習書」という資料が配られ、
- 班分け
- どの班がいつどんな内容の実習を行うのか
- 実習内容
- レポートの書き方
などが書かれています。
実習全体の流れとしては
- 実習前日までに、実習書に書かれている実習手順や、担当教員からあらかじめ配られた補足資料などをしっかり読み込んで予習する
- 当日になったら、実習着と実習靴に履き替えて実習を行う
- 実習が終わると、決められた期限までにレポートを提出する
という感じです。
実習で使う医療機器はもちろん本物ですから、座学ではイメージがつかなかったことも、実習して実際に使ってみることでより理解できます。
臨床実習では、血液透析回路の組み立てなど、ある程度のことはできた状態で行かなければなりません。
そのため、学内実習はたくさん分からないことを質問したり、たくさん失敗できる絶好のチャンスです。
2.実習内容・先生によって雰囲気は変わる
では、学内実習はどんな雰囲気で行われるのでしょうか。
「実習=怖い」というイメージを持つ学生も大勢いると思いますが、全部が全部ピリピリした雰囲気で実習をするわけではありません。
分野別に怖い順に並び変えると
- 生体機能代行装置系(血液透析、体外循環など)・・・ちょっと厳しめ
- 医療治療機器系の実習(IABP、心臓カテーテルなど)・・・怖くはないけど和やかと言われるとそうでもない
- 生体計測系の実習(パルスオキシメーター・心電図など)・・・割と和やか
という感じでしょうか。
もちろん、先生にもよります。
私の学校は、生体機能代行装置系の実習でも、体外循環はピリピリしてますが血液透析はかなり和やかです。(血液透析の先生は「楽しく実習」がモットーみたい。)
体外循環(人工心肺)は、臨床工学技士が直に動かすものですし、少しのミスが患者さんの命を奪いますから、先生方も厳しくなります。
生体計測系は、臨床検査技師さんの仕事であることが多いので、ぶっちゃけ臨床工学技士が扱わないものも学内実習で扱ったりします。そのため、生体機能代行装置系や医療治療機器系と比べると実習内容は簡単なことが多いです。
だからと言ってテキトーにやるのはNG!医療機器のプロである臨床工学技士は、医療機器の仕組みを知っておくためにも、実習する必要があります。
3.きちんと予習しておかないと・・・!?
学内実習では「予習」がとにかく大事です。
この日はどんな医療機器の実習を行うのか、どんな手順で行うのかを実習書で確認します。
さらに、教科書や参考書、授業プリントなどを参考にして、その日に扱う医療機器の原理について予習しておきます。
予習して実習に臨めば、理解度も全く変わってきますし、先生から質問を投げかけられてもすぐに答えられることができ、印象も変わります。
逆に予習してこないと、実習評価が下がることも・・・。
とにかく、予習は大事です!
4.まとめ
- 実習の分野や担当教員によって実習の雰囲気は変わる!
- しっかり予習さえしておけば大丈夫!