国家試験や第二種MEの過去問を何回も何回も解いていたら、さすがにちょっと飽きてくると思います。
もしかしたら、もう答えを覚えてしまった!なんて人もいるのではないでしょうか。
そんな人にお勧めするのは「現場で役に立つ勉強をすること」です。
もちろん、国試の勉強も第二種の勉強も現場で役に立つこともあります。
でも、全部が全部役に立つわけではありません。
よく第二種ME試験や国試に出てくる「脳磁計」や「心磁計」は、現場で20年ほど働いた大学の教授も「見たことがない」と言っていました。
こんなふうに、現場でほとんど使わないようなことも勉強することになります。
試験用の勉強だけやっていきなり現場に出ると、臨床でしか使わないような略語や知識に戸惑うこともあると思います。
現場で困らないように、学校で習った知識だけでなく、現場で働く技士さんから現場での知識を少しでも多く吸収して、「リアル」な臨床工学技士を知りましょう。
1.臨床工学技士さんのYoutubeを見てみる
数は少ないですが、Youtubeで自身の経験・知識を発信して下さっている臨床工学技士はいらっしゃいます。
病院のお給料事情、臨床実習のことなど学生が知りたい現場の情報や、医療機器のモニターの見方なども教えて下さっています。
学内実習が始まれば医療機器を実際に触って勉強できますが、まだ座学しか受けていない学生は、「実践的な勉強をしたい!」とうずうずしているのではないのでしょうか。
教科書の図では分からないことも、動画で学べば分かりやすくなることもあります。
だから、Youtubeではめちゃくちゃ有益な情報が手に入るんです!
2.臨床工学技士さんのブログを見てみる
多くの臨床工学技士さんがブログでも情報発信をしています。
国試や第二種の問題を解いていて、解説を見てもイマイチピンとこない箇所があると思います。そんなときでも、その問題を解決してくれるヒントをブログで見つけることができます。
記事を見ているうちに「やっぱり国試で解いたこの内容は現場でも役に立つんだ」と再認識することもできますよ。
特に学生に役に立つのは新人臨床工学技士さんのブログ。
学生にとって一番近しい存在です。
「学生のうちにこれはやっておいた方がいい!」という有益な情報も提供しています。
私がいつもこっそり参考にしているのは「どんさん」のブログ「新米臨床工学技士の記録」です。
入職したてのリアルな声を聞くことができます。
3.Twitterで臨床工学技士さんのアカウントをフォローする
Twitterでは、臨床工学技士のリアルな声を聞くことができます。良いことも悪いこともつぶやいているので、臨床工学技士のリアルな仕事の様子を知ることができます。よく見るどっかの病院や学校の公式動画は表の綺麗な部分しか映していないです。
分からないところがあれば質問できるのもいいところですね。
4.医療用語の略語を覚える
これは、先ほど紹介した「どんさん」のブログの「入職して痛感したこと」にこんなことが書いてありました。
カテ室に限らず病院では略語が使用されることが多いです。
心筋梗塞はMI、洞不全症候群はSSSなど
余裕があれば略語で勉強する事をお勧めします。
(新米臨床工学技士の記録より)
これは私の大学の教授も言っていたことなので本当です。
臨床実習でも、略語が分からなかったら実習がつまらないものになってしまいます。
なので、試験勉強にちょっと飽きたら、医療用語の略語を覚えることをオススメします!