【第2種ME試験/情報処理工学/論理演算】「A⊕B」とは何なのか。
こんにちは、あおいです。
皆さんは、第2種ME試験の勉強(情報処理工学分野)をしているとき、「A⊕B」という文字列を見たことがあるでしょうか。
今回はこの「A⊕B」について説明します。
※ここでは、「AND回路」や「OR回路」などのことは既に学習しているものとみて話を進めていますので注意してください!
1.結論:「XOR回路」のことです
「XOR回路」は、AND回路やOR回路のような論理回路の名前です。
「ExOR回路」と表記されている場合もあります。
真理値表は下のような感じ。
入力のどちらかが1、どちらかが0のときだけ出力が1になっていますね。
2つの入力がどちらも0、またはどちらも1だったら出力は0です。
これがA⊕Bの特徴です。
回路記号は下のような感じ。
XOR回路を否定する場合(上の図で言うと下の記号)は、出力側に白丸が付きます。
一見、「A+B」であるOR回路の論理式と勘違いするかもしれませんが、全く別物ですので気を付けて下さいね!
2.例題(第2種ME試験より抜粋)
(第39回 AM35)
3.例題の解答
答えは「3)」です。
A⊕BはXOR回路で、「入力のどちらかが1、どちらかが0のときだけ出力が1。2つの入力がどちらも0、またはどちらも1だったら出力は0」という特徴があります。
そのため、出力が「A⊕B」であれば答えは「1)」になるのですが、今回は論理式の上にバーが付いていて、否定されているので、1)の数値が真逆になっている3)が答えとなります。