【第2種ME試験/41回午前29】電気工学・交流回路の問題を解説!
今回は、第2種ME試験・電気工学の問題 41回 午前29 を解説します!
1.問題
最大値10Vの正弦波交流電圧を誘導リアクタンス2.0Ωのインダクタに加えた。交流電圧の瞬時値が-10Vのときにインダクタを流れる交流電流の瞬時値[mA]として正しいのはどれか。(41AM29)
- -5.0
- -3.5
- 0.0
- 3.5
- 5.0
2.解答
3.0.0
3.解説
まず、交流のインダクタ(コイル)における電圧と電流の関係をおさらいしましょう。
交流のインダクタでは、電圧が電流より1/2πだけ早く進んでいます。
今回は電圧の最大値は10Vとなっているので、グラフに10Vと-10Vを書き加えてみます。
問題では、電圧が-10Vのときに流れる電流を聞いています。
電圧のグラフ(赤線)が-10Vのとき、電流のグラフ(青線)の値はいくつになっていますか?
電流値は0[mA]になっていますね。
よって答えは3番です。